「島耕作」作者が説く50代から人生を楽しむ方法 「小欲」は楽しく生きるための"万能薬"となる

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50代からの後半生を楽しみ尽くすにはどうすればよいでしょうか(写真はイメージ、プラナ/PIXTA)
仕事、人間関係、お金、生きがい……40代までの未練を捨てて、50代からの後半生を楽しみ尽くすにはどうすればよいか。
『課長 島耕作』の作者で、生き方に関するエッセイも多く手がける弘兼憲史氏の新著『弘兼流 50代からの人生を楽しむ法』では、「身軽に生きるための6つの心得」が紹介されています。
本稿では、同書から一部を抜粋しお届けします。

「カネさえあれば」という次元でものを考えない

楽しく生きるために必要な心得の第一に、「小欲」を挙げたい。

「小欲」とは文字どおり、欲少なく生きることだ。「小欲」を貫くことは気分爽快に生きるための、ある意味で万能薬となる。人生の悩みの多くがおカネにまつわることだとしたら、「小欲」はその悩みを癒す効能があるからだ。

それに、思い立ったその日から実行できるところがうれしい。

ただし、仕事や家族や老後といった現実を忘れることはできないし、そこから逃れることもできないのだから、カネはどこまでもつきまとう。

食うためのカネ、家族が楽しく健康に暮らせるだけのカネ、男がフラリと好きな場所に出かけるだけのカネ、そういうカネはないよりあったほうがいい。というより、なければ困る。

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