採用活動は「プロモーション」の側面も
トップ50でランクアップが目立った企業としては、カゴメ(前半42位→後半22位)が挙げられる。カルビー(同152位→同35位)やアサヒ飲料(同85位→同38位) も同様に順位を上げている。これらの企業には共通点がある。
学生が“未来の社員候補”であると同時に、“将来のお得意様”でもあるのだ。選考プロセスにおいて学生の反感を買うようなことがあれば、商品のブランド力低下にもつながりかねない。それゆえ、選考に落ちた学生に自社製品を送ったり、お菓子を使ったセミナーを実施したりと、採用活動と同時に、商品プロモーションを意識した学生への配慮を心掛けているケースもある。
それが順位となって表れた。タカラトミー(同103位→同49位)は、14年卒の新卒採用を見送っていたので、2年ぶりの採用となる。おもちゃ業界を志望する学生はこだわりが強いため、採用再開にともない注目度が上がったと考えられる。
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