「脱・昭和」若者らがハマる新レトロブームの真相 いまなぜ「輸入レトロ」なのか?

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【事例① ”Y2K”ファッション】

”Y2K”ファッションの事例(写真:筆者提供)

若い世代を中心に、「Y2K(Year 2000)」、すなわち、2000年前後にアメリカを中心に流行したエネルギッシュで反抗的なファッションが世界中で再び流行している。

その特徴として蝶々のモチーフ(アクセサリーやデザインなど)やミニアイテム(ミニバッグ、ミニスカート、クロップトップスなど)、近未来感のある反射素材(ミラー素材、メタリックなど)、バービー系(パリスヒルトン系)などがあげられる。

日本でも、蝶々フィルター(Instagramストーリーのフィルター)やポップネイル(派手な色やデザインのネイル)、ミニショルダーバックなどY2Kのトレンドが多く見受けられる。

また、H&MなどのさまざまなブランドがY2Kファッションのコレクションを打ち出しており、その中でもアルマーニの広告塔として山﨑賢人さんが起用され、注目度が上がっている。

今回、この記事のためにインタビューをした神奈川在住の男子大学生も、「Y2Kファッションを知ったのは山﨑賢人さんがきっかけだった。日本のレトロとは違ったお洒落なレトロ感があり、取り入れてみたいと思った」と興味を示していた。

欧米のセレブを参考にする若者がいる一方、韓国のレトロトレンドを取り入れる若者も多い。『愛の不時着』や『梨泰院クラス』などのドラマをきっかけに再び韓国ブームが起こっている中、BLACKPINKをはじめとする日本の若者に人気の韓国アイドルグループがY2Kファッションを取り入れ、それを見て影響を受けているのだ。

当時の日本の「ギャル文化」とは少し違うが…

ちなみにY2Kファッションといっても、2000年前後に欧米を中心に流行った反抗的で近未来的なものであり、当時の日本のギャル文化とは少し異なる。

日本でも安室奈美恵さんがメタリック素材の衣装を着たり、浜崎あゆみさんが近未来的な広告に登場したりといった、派手めのトレンドがあったが、現在流行しているものはY2Kの中でも比較的落ち着いたトーンのもの(ミニアイテムや蝶々フィルターなど)だ。

SNSで個性は出したいが、目立ちすぎたくはないというZ世代のニーズに合っているのだろう。

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