人が不安や後悔を抱え生きるのがしょうがない訳 向き合うのは無駄、ほとんど前向きに諦められる

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あてはまる数が多ければ多いほど、あなたは「生物学的にしょうがない」行動や思考をしていることになります。反対に、全くあてはまらなかったという方! あなたは、人間としての本能に打ち勝っている“才能あふれる人”です。

人間としての本能に打ち勝つか従うか

◎あてはまった数が2個以下 レベル:エリート人間

あなたはすごい! 生物学的にしょうがないことが多い社会の中で、想像力や社会性を働かせて上手に立ち振る舞えているようです。ただし、息苦しさを感じることも多いでしょう。時には自分を甘やかしてもいいのではないでしょうか。

◎あてはまった数が3~4個 レベル:そこそこ人間

生活の中で感じるほとんどの困難には、うまく対処できているようですね。それでも少し感じてしまう「しょうがない」は、気にしすぎず、やり過ごせるようにしましょう。

◎あてはまった数が5~7個 レベル:縄文人

日頃からなるべく思考を働かせて、本能に抗っているようですね。そんなあなたは進化の途上で徐々に社会性が身についてきた縄文人のよう。あと少しで現代文明にも適応できるでしょう。

◎あてはまった数が8個以上 レベル:ほぼサル

かなり本能に忠実な生活をしていますね。でも、安心してください。あなたが悪いわけではありません。だって、全部生物学的にしょうがないことなんですから。

◎あてはまった数が10個 レベル:群れになじめないサル

あまりにも本能に従った生活をしすぎているようです。「生物学的にしょうがない」では済まされない域に達しているようですので、しょうがなくなくなるよう努力をしてみましょう。

石川 幹人 明治大学 教授

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いしかわ まさと / Masato Ishikawa

1959年東京生まれ。東京工業大学理学部応用物理学科(生物物理学)卒。同大学院物理情報工学専攻,企業の研究所や政府系シンクタンクをへて,1997年に明治大学に赴任。人工知能技術を遺伝子情報処理に応用する研究で博士(工学)を取得。専門は認知科学で,生物学と脳科学と心理学の学際領域研究を長年手がけている。主な著書に『人はなぜだまされるのか~進化心理学が解き明かす「心」の不思議』(講談社ブルーバックス),『だまされ上手が生き残る~入門! 進化心理学』(光文社新書),『職場のざんねんな人図鑑』(技術評論社)がある。

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