「残業時間別」で見た日々の暮らしと仕事のリアル 10時間、40時間、200時間…一番不幸は80時間?

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また、この残業時間だとギリギリ友人関係や夫婦関係は維持できるため、周りの人が享受しているホワイトな労働環境を知ってしまうと、自分が不幸だと感じやすくなることもあるでしょう。

残業月200時間の暮らし:仕事と職場の仲間がすべて。気分は文化祭前日

最後に、筆者が経験した最大残業「月200時間オーバー」の世界を伝えたいと思います。

トイレで仮眠、家に帰れない日が続く……残業月200時間の会社の世界だ (イラスト:UKI)

「トイレでどうやって仮眠する? え、トイレの床で眠る? それは結構エキストリームじゃない?」なんてジョークがかわされるのが、残業月200時間の会社です。

家には帰らない日もあり、椅子を交互に並べてベッドにします。あるいは、机の下で仮眠を取る人も。着替えは数日分持ち込んで、ハンガーにかけてあります。

深夜0時から飲み会

飲みに行けるのは、早くて深夜0時。その時間から付き合ってくれる人は会社の仲間しかいません。だから、人間関係が社内で完結していくのが残業200時間の世界です。体か心を壊さない限り、仕事を心から楽しんでいる人も少なくありません。なぜなら、外の職種と比較できるほど、外との接点がないからです。正直、私が仕事を一番楽しんでいた時期は、これくらい働いていたときでもありました。

土日も仕事、お盆も仕事。結婚していれば家庭は、「崩壊する」か「相手は相手で独立してやっている」パターンに大きく分かれます。

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