中国版ゴールデンウイーク、「五一商戦」に見る中国消費市場の最前線

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 地方大都市のショッピングセンターでは、(農村部などの人々にとって)見知らぬ高価なブランドばかりのため、ウインドーショッピング止まりの消費者が多い。一方で家電量販店を見ると、そこから出てきて買い物をした人も多く見かける。

家電量販店内ではメーカー各社は、家電へのニーズに応えようと、値下げやお土産をつけることで客をつかもうと躍起になっていた。また一部のメーカーはこの時期の消費者に注目してもらおうと、店外での広告活動を行っていた。

ところで、家電量販店に限らずあらゆる店に当てはまるが、ビルの上階に行くほど客は減る。日本も多少似たようなことがいえるかもしれないが、日本よりも中国のほうがより上階での客足の減り方が激しい。
 
 人気の家電量販店とて同じで、1階が指定席の携帯電話売り場の客が最も多い。競争の激しい液晶テレビも、最近競争が始まった「大家電」と呼ばれる白モノ家電(参考記事:ドラム型洗濯機が2万円! 中国メーカーが仕掛ける激安白モノ家電戦争)もいつも以上の人込みとなっていた。それ以上に混雑していたのは、キッチン家電や掃除機や加湿器など「小家電」を扱うフロアだった。

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