「1時間超の昼寝は死亡リスク3割上昇」の衝撃事実 大人に昼寝は本来不要、夜寝の質向上が重要

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僕の師匠である先生が、高齢者の患者さんたちによく言っていたのが、「睡眠は昼間に頑張って体を動かした人への『神様のご褒美』なんだよ。だから、ちゃんと運動してね」という言葉。これは名言だと思います。

睡眠の役割は、起きている間に蓄積した疲労を回復し、エネルギーをチャージすること。人間の体は、動いて疲れたぶん、休息をとるようにできています。昼間に活発に動いて疲れた人ほど、夜ぐっすり眠れるのです。

不眠の悩みで受診される患者さんたちに「運動してる?」と尋ねると、多くの方が「あまりしてないです」と答えます。僕は毎回のように「何でもいいから運動をして日中に体を動かせば、よく眠れるようになるよ」とアドバイスするのですが、「眠れないから睡眠導入剤を処方してほしい」と言われるばかりで、なかなか聞き入れてもらえません。

エネルギーを循環させることが最強の秘訣

僕が思う理想の睡眠は、昼間は活発に動き回って、夜は疲れて電池が切れたようにバタンと眠りにつくこと。ゲームでいうHP(ヒットポイント)が限りなくゼロに近づくまでエネルギーを消費したほうが、良質な睡眠がとれるのです。

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きちんと食べてエネルギー源を補充し、しっかり動いてエネルギーを消費して、きっちり寝て休んでエネルギーを回復する。そうやってエネルギーをぐるぐると循環させていくことが、最高の体調を実現する最強の秘訣だと思うのです。

現代人は、頭は疲れていても体は疲れていないので、意識的に運動する必要があります。昼間はできるだけ活発に過ごして、日中の運動量・活動量を増やすように心がけるのがいいと思います。

3階分くらいの移動であれば、エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を利用する。バス停1つ分くらいの距離ならば歩く。電車では座らずに立つ。デスクワーク中も座りっぱなしで過ごさず、休憩がてらこまめに立ち上がって軽く体を動かす。外出したときは、ちょっと寄り道をして歩く時間を増やす。

ウォーキングや筋トレなどの運動を習慣にするのがベストですが、運動が嫌いでも、そんなふうにポイントをコツコツ積み重ねるようにして、日常生活の中で昼間の活動量を増やしていくことをオススメします。

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