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読まれる文章とスルーされる文章の決定的な差 書く前の準備で結果の9割は決まっている

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  • 能勢 邦子 『anan』元編集長、『Hanako』『POPYE』元副編集長
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文章を書く前に、この空欄に言葉を入れることをお勧めします。

私は今回この記事で[   ]を伝えたい。

この[   ]に入る言葉を明確に。そして、ひとつに絞る。

「伝えたいこと」が明確になったら、文章の構成を考えます。「伝えたいこと」を伝えるために、説得力のある理由や具体的なエピソードを根拠として挙げていきます。「伝えたいこと」→根拠A→根拠B→根拠C→再び「伝えたいこと」という流れを基本にするといいでしょう。

「上手い文章を書こう」とは思わないこと

ここまでが準備です。あとは、書くだけ。一文につき言いたいことひとつを原則に、一文一文、端的に重ねます。事前に決めた構成に沿って、ただただ、読者がわかるように説明していきます。「上手い文章を書こう」とは決して思わないことです。

『なぜか惹かれる言葉のつくりかた』(サンマーク出版)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら

タイトルも、ひとつに絞った「伝えたいこと」ズバリがおすすめです。ただし、タイトルは「伝えたいこと」がきちんと伝えられているかどうか、言葉ひとつひとつを吟味する作業も必要です。ありふれた言葉や常套句では、「伝えたいこと」が伝わりません。何パターンかつくって、比べてみるといいでしょう。

文章を書く目的や読者を明確にする。「伝えたいこと」を整理する。それを誠実に言葉にしていく。

どんなに素晴らしいコンテンツも、人に届かなければ意味がありません。当然、「読まれる」「売れる」ものにしたいわけですが、誰に読まれるのか、が問題です。野次馬がいたずら半分に拡散させバズることか、そのコンテンツに共感を抱きファンになってもらうことか。マスメディアの力が弱まりメガヒットが出にくい時代、これからは、コンテンツのファンを強固に繋ぐ言葉のほうが必要とされるのではないでしょうか。

熱い思いをもって「伝えたいこと」を誠実に文章にする惹句こそが、結果として、「読まれる」「売れる」言葉にたどり着く近道なのです。

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