そのため、大陸にはすでに多くの台湾企業が進出しているが、人や資金の往来などに著しい制限がかけられ、自由な経済活動ができないとの不満が台湾財界を中心に蓄積していた。と同時に、台湾経済も低迷していたのが陳前政権時代でもあった。
そのアンチテーゼとして「中台経済交流」を打ち出し、総統選で勝利を収めて政権交代を果たしたのが馬総統である。前政権が不正腐敗にまみれたことも追い風になる一方、「中国人観光客の受け入れ拡大」「中台直航(航空便の直接往来)」「台湾企業の対中投資規制の緩和」などを打ち出し、経済成長を続ける中国を“利用”して台湾経済を活性化させ、台湾人民を潤わせるというアピールが奏功した。
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