ウッズの代理人が「無許可」と猛抗議
物議を醸したスポーツ・ドキュメンタリー『タイガー・ウッズ/光と影(英題Tiger)』が日本にようやく上陸しました。主役は世界的に最も有名なプロゴルファー、タイガー・ウッズです。記録映像がふんだんに使われていますが、撮りおろし映像に本人は一切登場しません。その代わりに、元恋人から不倫相手、元キャディー、かつての友人らが続々と登場。彼ら彼女らの証言をもとに、2部構成でタイガー・ウッズの栄光と挫折に迫ります。
何やら訳アリの雰囲気が漂う『タイガー・ウッズ』が1月に北米で公開されると、ワーナー・メディア傘下で製作・配給元のHBOが過去3年間に送り出したスポーツ・ドキュメンタリーの中で最も視聴された作品に躍り出ました。日本では数カ月遅れの4月1日に配信開始されたところ。U-NEXTにてHBO/HBO Maxオリジナル独占見放題の目玉作品として扱われています。
物議を醸した最も大きな理由は、ウッズサイドから「HBOのドキュメンタリーは無許可で史上最高のアスリートの不完全な肖像画を描くものにすぎない」といった声明が発表されたことにあります。
ウッズのエージェントを務めるマーク・スタインバーグが本作に対して非難の声を上げているのです。ウッズが作品参加を拒否したことも明かしています。そもそも本作の原作本『Tiger Woods』(ジェフ・ベネディクトとアーメン・ケティヤンの共著)もいわく付き。ウッズのエージェントに同じく猛抗議されながら、NYタイムズ誌ベストセラー1位を獲得しています。
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