6月26日に統計局から発表された人口データによれば、第2次大戦戦直後に生まれたベビーブーマー世代がついに、人口の最大集団(5歳ごとの区切りでゾーニングされる)ではなくなる、というのです。もちろん高齢層ではなく、若年層がそれにとって代わるのですよ。これが大ニュースでなくて何なんでしょうか??
この統計で行けば、2028年までに、人口の多い上から10番目までの統計集団のうち、8集団までが40歳以下になり、2030年までには上位11位までの集団がすべて!! 11の最も若い年齢層で構成されるというのです。
さらに最も人口の多い年齢は、この5年のうちに23歳、24歳、22歳、54歳、53歳・・・・と並ぶというのですからこれは本当にすごい話!
実はアメリカは人口分布で見ると、この2000年代初頭というのはどんどん高齢化が進んでおり、仮にあのリーマンショックがなくても低成長が予想された20年間でした。それがあのショックで2008年から2014年まで「ブッ飛ばしてしまった」わけですから、影響が小さいわけがないのです。それでも、なんとかかんとか今の水準を維持している・・・・と見れば、一部のハイテク株などにバブルはあるとしても、NYダウが連日新高値を更新することに、不思議はないのです。
それが今度は、いよいよ若年層人口(労働人口)が増大に向かうことになるわけですから、どうなるか・・・結果は明らか。旺盛な消費支出に支えられ、経済は拡大の一途です。ウォールストリートがふくらましたバブルではなく、これこそ実需による需要創出という本来の経済成長の姿であります。
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