「ワクチン接種」の前に女性に知ってほしいこと ワクチンに関する懸念点を専門家に聞いた
生理は、ストレス、甲状腺機能異常、子宮内膜症、筋腫を含めたさまざまな要因に影響を受ける可能性がある。月経周期について質問がある人は、必ず医師に相談するべきだろう。
ワクチン接種の副反応は、男性より女性の方に多く出るようだ
アメリカ疾病対策センター(CDC)が2月に公表した研究によると、ファイザーとビオンテックのワクチンについて調べたところ、同ワクチンの61%が女性に接種された一方、同センターに報告された副反応の79%は女性からのものだった。
ジョンズ・ホプキンス・ブルームバーグ公衆衛生大学院教授の分子微生物学・免疫学者であるサブラ・L・クライン医師は、女性のほうが男性よりも副反応を報告する可能性が高いことはありうる、と話す。または、女性がより多く副反応を体験している可能性もある、とも付言。彼女は「私たちにはどちらとも言えない」としている。
副反応は悪いことではない
女性が実際に男性より多くの副反応を体験しているのであれば、生物学的な説明がありうる。つまり、女性や少女は、インフルエンザ、はしか、おたふくかぜおよび風疹、AおよびB型肝炎を予防するワクチンの接種後、最大2倍の抗体を作る可能性がある。これはおそらく、生殖ホルモンや遺伝的差異を含めた複合的要因によるものだ。
ある研究によると、女性は30年近くの間、ワクチンに対するすべての大人のアレルギー反応の80%を占めていたことがわかった。
頭痛や微熱のような軽い副反応が出た場合、それは実はよいことなのだ、とクライン氏は話す。なぜなら、そうした副反応は、免疫システムが活発化していることを意味するからだ。とはいえ、副反応が欠如していても、ワクチンが効いていないことを意味しない。
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