商船三井の温室効果ガス排出ゼロ支える技術とは メタネーションはグリーン投資の目玉となるか
価格面でLNGに勝つのは困難との見方も
INPEXと日立造船は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)とともに、メタネーションの試験設備をINPEXの新潟県長岡市にある越路原プラント敷地内に完成済み。大阪ガスは今年1月、この技術実現の鍵を握る固体酸化物を用いた電気分解素子(SOEC)の試作に成功したと発表した。
ただ、技術が進展しても、メタネーションはLNGとの競争に苦しむと予想する向きもある。日本のLNG輸入コストは100万BTU(英国熱量単位)当たり8ドル(約870円)程度で、太陽光の費用がかからなくてもメタネーションがこれに打ち勝つのは困難だと、IHSマークイットのエグゼクティブディレクター、サイド・ナクビ氏は指摘した。
原題:Zero-Carbon Goal Pushes Japan to Bet On Century-Old Technology (抜粋)
著者:横山恵利香、稲島剛史
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら