「住宅ローン返済」ボーナス頼りの人の落とし穴 無理なくローンを完済するための4つのルール
例えば、年賀状の宛名書きとか、縄跳びとか、そんなレベルです。わたしは年賀状を毎年30枚くらい出すのですが、それでも毎回宛名書きで2~3枚程度失敗していますし、縄跳びにしても100回も跳べば息が上がってしまいますが、月に1回はがきを1枚書くのであればそう簡単には失敗しないかもしれません。
しかし、そうなると期間は35年です。これは家を購入した多くの人にとって購入当時の自分の年齢と同じくらいか、それを超える期間です。その間にまったく想定しなかったようなアクシデントに見舞われる可能性は非常に高いのです。新型コロナウイルスによって世界は一変してしまいましたが、これを事前に想定していた人など皆無でしょう。
また、それ以前の2008年にはリーマンショックがありましたが、これはわたしが人生で初めて新築マンションを契約した翌月に発生しました。こんな事態になるとわかっていたら契約しなかったと思います。
このようにおおむね10年くらいの周期で避けようのない世界(ないし人類)レベルのアクシデントが発生しているのです。
しかし、住宅ローンの契約は契約時点に決めたことから一切変わらないのです。毎月の返済額は自分が相当のハンデを負っていても継続できるレベルにしておくことが、まずは最も重要なことです。
無理なくローンを完済するための4つのルール
わたしは自身のブログやYouTube、著書で一貫し「無理なく完済できる住宅ローン」の金額を出すための4つのルールを守ることを推奨しています。
- ・ルール①:毎月の返済は「手取り月収の4割以下でボーナス払いなし」
- ・ルール②:返済額が一定になる「元利均等返済方式」
- ・ルール③:シミュレーションの金利は「固定金利」
- ・ルール④:定年時のローン残高は「1000万円以下」
このうちルール①から③は毎月の返済額についてのルールであり、これに大半を割いているのは、それだけ毎月の返済額というものが重要だからにほかなりません。ルール④は老後に住宅ローンを残さないための目安です。
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