「働きがいのある企業ランキング」トップ50社

評価される企業とそうでない企業の違いは何か

上位企業同士で比較をしてみたい。トップ3の平均と、トップ4~10位の平均を比較すると、いずれの項目も高い数値であるが、「風通しの良さ」「20代成長環境」「人事評価の適正感」「社員の士気」はトップ3企業の方が0.4ポイント以上高い結果となっている。

日本国内でもっとも働きがいのある企業と評価される企業は、「風土・人事制度・成長環境」という点で、突き抜けていることがわかる。

トップ10とトップ50の違いは「待遇」

トップ3企業の具体的なクチコミをいくつか紹介したい。

「入社1年目から大きな決裁権を任され、如何に自身の担当範囲を上手くマネージし、成果を出していくかが求められる。総じて成長するフィールドとしては最高の場所だと思う」(P&Gジャパン、中途、生産統括)

「顧客主語を基本としていることは勿論のこと、従業員の満足度にも目を向けている会社となっている。本社からの情報も全世界の従業員に発信されているため、会社の状況を知ることができ、比較的透明性の高い企業文化となっている」(セールスフォース・ドットコム、中途、コンサル)

「最初の2年間はタップ期間といって、基本給(初期補給)プラス実績給でボーナスはもらえず、月給も120万円程度が上限でした。タップオフすると報酬の上限がなくなり、前年のボーナスレートに従って年4回実績に応じたボーナスが支給されます」(プルデンシャル生命保険、中途、営業)

続いて、トップ10の平均とトップ50の平均を比較すると、「待遇面の満足度」についてトップ10企業の方が0.5ポイント以上高い結果となっている。

OpenWorkの年収データをひも解くと、トップ10企業の回答者の平均年収はすべての企業で700万円を超えており、1000万円を超えている企業も4社ある。世の中平均と比べて平均年収が大きく上回っていることは、コロナ禍の不安定な状況の中では、大きな評価要素となったことが推察される。

トップ10企業の具体的なクチコミをいくつか紹介したい。

「学卒入社5年目には残業代を含め、年収が1000万を超える社員がほとんど。9年目以降は昇進・昇級に差が出るが、その段階ですでに年収は1200〜1500万円程度になるため、大きな不満を感じる社員は少ない印象」(伊藤忠商事、新卒、法人営業)

「役割に応じてジョブグレードが設定される。一般職ジョブグレードの給与レンジはi3で600〜800万円、i4で700〜1000万円、i5で900〜1200万円。昨今は業績給の割合が高くなっている」(ソニー、新卒、エンジニア)

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