「気弱でノーと言えない人」が自分を守る対処法 もし無茶なお願いをしてくる相手に出会ったら
ですから、攻めの話術ではなく、守りのコミュニケーション術を身につけたいわけですが、こういうと、気弱さん以外の人は、「そんなの勇気を振り絞ってノーと言うだけじゃないか」と思うはずです。
しかし、気弱さんには、それができません。実際、ノーと言えないので、代わりにノーと言ってもらうためのサービスが登場するほどです。そのサービスとは、「退職代行サービス」です。
上の世代では、最後くらい自分の口でしっかりと事情を説明するのが礼儀だと考える人が多いと思うのですが、そういう考え方はもはや過去のもののようです。気弱さんが、退職代行を使うのは、退職の相談をするときに相手に何を言われるのかわからないということと、退職でさえも説得されてしまって辞められないのではないかという恐怖があるからでしょう。
今の時代、想像以上にノーと言うのが難しくなっているのかもしれません。しかし、このようなコミュニケーションの代行サービスが使えるのは、ごく限られたシーンだけですから、代行サービスを使わなくても、自分を守れるようになる必要があります。
無茶な要求をしてくる人にはどう対処?
気弱さんは、とにかく断るのが苦手です。とくに強引に誘ってくる相手には、ノーと言うことができません。一度ノーと言っているのに、その意見を「ないわぁ」「大丈夫でしょ」などの言葉で打ち消されて、その場のノリを優先するよう強要されます。
そして、強くノーと言えずに、嫌な気持ちを察してほしそうな曖昧な態度を取っていると、なぜか逆に、イエスと返事をしたことになって、そのお願いを受け入れざるをえなくなるのです。
これが、我慢できる範囲のお願いであれば、ちょっと嫌な思いをするだけで済むのですが、時々無茶なお願いをしてくる人がいます。絶対に動かせない予定を動かすように強要してきたり、厳しい束縛をしてきたり、他人を攻撃するようなお願いを強要されることもあります。
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