トヨタ「ランクル」次期型を大胆に予想してみた

次期モデルは電動化と走破性の両立が鍵を握る

すでに受注終了となった現行型のランドクルーザー(写真:トヨタ)

トヨタの本格的4輪駆動車である「ランドクルーザー」が受注を終了した。次期型へ向けての動き出しだと思う。注目度の高い車種だけに次期モデルへの期待も高まるが、今回はランドクルーザーの総括として、誕生した背景や世界中で愛される理由、そして今後の展開を予測していく。

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現行のランドクルーザーは、2007年に前型からフルモデルチェンジをして今日に至る。デビューしてから14年というロングセラーモデルだ。その間、世界で520万台以上が販売された。年平均で40万台が販売された計算となる。また、初代からの累計販売台数は1000万台を突破しており、世界ブランドとして定着している様子がうかがえる。

実際、テレビニュースなどで国際的支援の場での雄姿を目にする機会も多い。そうしたランドクルーザーへの大きな期待を世界から得る背景にあるのは、開発主査自ら販売地域へ出かけ、利用者の様子を確認し、改良の手を止めないことにある。日本のものづくりで重視される言葉に“現地・現物・現実”の三現主義があるが、まさに現地へおもむき、現地での使われ方を目の当たりにすることが、世界の利用者からの絶大な信頼を得る進化につながっているといえる。

走行性能と耐久性が信頼を生んだ

ダカールラリーを走るランドクルーザー(写真:トヨタ)

また、世界でも過酷な自動車競技と位置づけられるダカールラリーに長年参戦し、なおかつ、報道などではあまり目立たない量産市販車の部門に参加し、つねに上位に絡んでクラス優勝も数えきれないほどだ。あえて市販車部門に挑み、完走さえ難しい極限での環境で経験を積み、優れた成績を収めたことは、開発に役立っているはずだ。

2014年にスタートした、5大陸走破プロジェクトの走行シーン(写真:トヨタ)

ほかに、トヨタは5大陸走破プロジェクトも実施し、ランドクルーザーに限らずさまざまな車種で世界の道を実際に体験することを行っている。豊田章男社長が就任して以来掲げる「もっといいクルマづくり」へ向けた活動が、道なき地域での移動を保証するランドクルーザーの進化に大きく貢献しているといえるだろう。

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