2014年3月期、ソフトバンクの純利益ははじめてNTTドコモを上回る成績となった。買収したガンホー・オンライン・エンターテイメントの利益などが加わったことがソフトバンク急伸の大きな要因であり、通信事業のみを抜き出せば、別段、ドコモを追い越したわけではない。しかし、それでも契約数シェア3位のソフトバンクが、1位のドコモ、2位のKDDIの利益を抜き去ったことの持つ意味は大きい。
純利益推移のグラフをみると無惨だ。なぜドコモはシェアトップでありながら利益成長が止まってしまったのか。「ソフトバンクがこれだけ伸びているのであれば、ドコモも伸びて良かった」と夏野氏は言う。ドコモは再び成長軌道に乗ることはできるのか。それとも、危機感は薄いままなのか。"全盛期"を支えていたからこそ言える、古巣への渾身のエールに耳を傾けよう。
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