ソフトバンクがドコモの利益を抜いたワケ <動画>問題はそれでもドコモが高収益なこと

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2014年3月期、ソフトバンクの純利益ははじめてNTTドコモを上回る成績となった。買収したガンホー・オンライン・エンターテイメントの利益などが加わったことがソフトバンク急伸の大きな要因であり、通信事業のみを抜き出せば、別段、ドコモを追い越したわけではない。しかし、それでも契約数シェア3位のソフトバンクが、1位のドコモ、2位のKDDIの利益を抜き去ったことの持つ意味は大きい。

純利益推移のグラフをみると無惨だ。なぜドコモはシェアトップでありながら利益成長が止まってしまったのか。「ソフトバンクがこれだけ伸びているのであれば、ドコモも伸びて良かった」と夏野氏は言う。ドコモは再び成長軌道に乗ることはできるのか。それとも、危機感は薄いままなのか。"全盛期"を支えていたからこそ言える、古巣への渾身のエールに耳を傾けよう。

この企画は週刊『夏野総研』とのコラボレーションにより運営しています。

夏野 剛 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特別招聘教授

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なつの・たけし

早稲田大学政治経済学部卒業、東京ガス入社。米ペンシルベニア大学経営大学院ウォートンスクール卒(経営学修士)。NTTドコモでiモードの立ち上げに参画。執行役員マルチメディアサービス部長を務め、08年に退社。現在は慶應義塾大学政策メディア研究科特別招聘教授のほか、ドワンゴ、セガサミーホールディングス、ぴあ、トランスコスモス、DLE、GREEの取締役を兼任。経産省所轄の未踏IT人材発掘・育成事業の統括プロジェクトマネージャー現任。ダボス会議で知られるWorld Economic Forum の“Global Agenda Council”メンバーでもある。


 

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