パソコンが復活? インテルが考える「新機能」 年末に次世代技術リアルセンスを投入
――PCビジネスを成長路線に戻し、さらにタブレットのシェアをどう伸ばすのか。
とてもシンプルだ。1つ目はベストのソリューションを提供すること。これまでは最高のPC向けマイクロプロセッサを提供してきたが、今後はソリューションとして提供する必要がある。
2つ目は、優れたユーザー体験を提供できるかだ。これまでは技術的な目線で、こういう処理ができる、などと言いがちだった。今後は顧客にとってどういう魅力があるかを訴える必要がある。
リアルセンスが目指すのは、人間とコンピューティングのインターフェースを、人間同士のインターフェースと同じようにすることだ。3つの単語で表現すると「ナチュラル」「直感的」「没入感」になる。
ナチュラルというのは、誰かと会った時、目や手、顔を通して、面白いか退屈か、笑っているか真剣かなどを判断できること。コンピュータでも同じことができるようにしたい。
リアルと仮想の境目曖昧になる
直感的というのは、シンプルで説明書がなくても使いこなせること。そして、没入感とは、リアルと仮想の境目が曖昧になり、それが連続的につながることだ。たとえばコンピューター上で痛いと思うことをすると、体に痛みを感じるようなことが起こるのではないかと思っている。これから世の中は3Dへ変わっていくと私は考えている。
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