「YouTube」がやめられない人が陥っている状態

時間を無駄にする悪習慣を完全に断ち切る方法

睡眠、食事、家事などにかかる「必要時間」 9~11時間
趣味や勉強、ジムでエクササイズなど「能動的に過ごす時間」 3~5時間
NetflixやYouTubeなどの動画視聴、ネットサーフィンなど「受動的に過ごす時間」 1時間以内

もしも「受動的に過ごす時間」が1日のうち2時間以上あった場合は、改善が必要かもしれません。もちろん、目的があって動画を見ていたり、趣味としてネットを見ている場合はいいのです。リラクゼーションの時間としてゲームをするのも大賛成です。その場合は、動画を見る時間もゲームをする時間も「能動的な時間」としてカウントできると思います。

ただし、こうしたアプリやゲームは、脳が次々に見たくなるような反応を起こすようにつくられています。Netflixの調査では、61%の人が、一度見始めると2~6話を連続して見ているという結果になりました。5人に3人は連続視聴をしていることになります。また、NBCニュースは、動画を連続視聴しているときの脳は、ドラッグ中毒者と同じ状態になっていると告げています。

ついNetflixを見続けてしまうワケ

目的があって見始めても、いつの間にか見ようと思っていなかったものまで見続けてしまうことはよくあります。が、それではあっという間にプライベート時間が消えてしまいます。これらのアプリは脳の性質を利用してつくられた仕組みですから、意思の力では勝てません。対抗するにはこちらもこのサイクルにはまらないような「仕組み」をつくらなくてはなりません。

心理学者のマイケル・ゼイラー氏によれば、脳は決まったパターンで与えられる報酬よりも、予期しないパターンで報酬を与えられた方が、喜びが大きくなるという特性があります。

ネットサーフィンやYouTubeも全部が面白かったり、有益であるわけではありません。でも、たまに面白かったり「へえ!」という驚きのある記事にあたるからこそ、私たちはネットサーフィンをやめられなくなってしまうのでしょう。ギャンブルと同じ構造で、脳がハマってしまうのです。

しかし研究によれば、同じ娯楽の時間であっても、目的意識のないままに過ぎてしまう時間は、能動的に楽しもうとする時間に比べて幸福度が下がることがわかっています。

ある習慣を引き起こすきっかけを「トリガー」といいますが、これには2種類あります。1つはインナートリガーといって、「自分の身体」がトリガーになっているケース。「お腹が鳴る」というトリガーから「お菓子を食べよう」という悪習慣が発動します。

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