日経平均は小幅高、終値1万5369円

売買代金膨らまず、迫力不足の相場に

 7月2日、東京株式市場で日経平均は小幅高となった。写真は東京証券取引所。昨年12月撮影(2014年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 2日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小幅高となった。主力大型株を中心に幅広く物色され、一時118円高と6月23日の直近高値1万5442円を上抜く場面があった。もっとも、3日発表の米雇用統計など重要イベントを控えていることなどから上値は重く、後場に入ると上げ幅を縮小した。

日経平均は43円高の1万5369円97銭で取引を終えた。日米中の製造業回復を背景に世界経済に対する楽観的な見方が広がり、前日の米国株式市場でダウ<.DJI>などが終値で過去最高値を更新し、朝方は幅広い銘柄で買いが先行した。

eワラント証券チーフ・オペレーティング・オフィサーの土居雅紹氏は「引き続きトヨタ自動車<7203.T>やメガバンクなどがしっかりしていることから、資金力のある機関投資家が買っていると思われる。また、大幅高となったアイフル<8515.T>などのノンバンク株は海外勢が好む銘柄であり、海外マネーも入ってきている」と相場の底堅さを指摘した。

ただ、3日に米雇用統計を控えていることに加え、日経平均は高値圏で推移していることもあって利益確定売りも出やすく、買い一巡後は上値の重い展開に。東証1部の売買代金も1兆9627億円と2兆円に迫ったものの、市場では「安定的に2兆円を維持できなければ相場に迫力が出ないし、株価の方向感も定まりにくい」(国内投信)との指摘が出ていた。

個別銘柄では良品計画<7453.T>が年初来高値を更新。2014年3―5月期決算で連結営業利益が前年同期比15.6%増と好調だったことを評価した。また、神鋼環境ソリューション<6299.T>がストップ高比例配分。2日、国立環境研究所資源循環・廃棄物研究センターと共同で、放射能汚染土壌の放射性セシウムを除去し、汚染土壌を最大98%減容化する技術を開発したと発表し、材料視された。

半面、SUMCO<3436.T>が反落。野村証券が投資判断を「ニュートラル」から「リデュース」に引き下げたことが嫌気された。直近の株価上昇を考慮したという。ジャスダック市場のブロッコリー<2706.T>はストップ安比例配分。1日午後8時から、スマートフォン向けゲームアプリ「うた☆プリアイランド」の配信を一時中断したと発表し、嫌気された。

東証1部騰落数は、値上がり939銘柄に対し、値下がりが703銘柄、変わらずが173銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      15369.97 +43.77

寄り付き    15406.23

安値/高値   15354.91─15444.63

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1280.78 +4.70

寄り付き     1283.01

安値/高値    1279.36─1284.82

 

東証出来高(万株)229386

東証売買代金(億円) 19627.5

 

(梅川崇)

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