(第45回)大学別就職人気企業ランキング(東北大学編)

 現時点で、就職したい(就職してもいい)と思う企業(5社まで選択可)
※こちらの回答に当たっては、用意した候補企業リスト約800社から選択するほか、自由に社名を記入することもできる形式とした。

 総投票数は1,274。5社すべてを記入しなかった学生もおり、1人当たりの平均回答社数は3.7。

 東北大学での人気上位企業は、1位 富士フイルム、2位 旭化成、3位 旭硝子と、化学・素材系メーカーが独占し、業界志望順位をそのまま反映する結果となった。志望業界調査と合わせてみると、富士フイルムは「化粧品」、旭化成は「医薬品」といった「化学」以外の側面も評価されたものとみられる。旭化成のトップ10へのランクイン記録は依然続くこととなった。

 続く4位には地元の名門企業、東北電力がランクインした。インフラ系からは、これ以外に、東日本旅客鉄道(9位)、東京電力(11位)、日本電信電話・東海旅客鉄道(ともに16位)、NTTコミュニケーションズ(22位)、全日本空輸(28位)、NTTドコモ(30位)などの常連企業が順当にランクインしている。インフラ系企業は、東北大学でも人気のようである。電機メーカーでは、日立製作所(5位)と東芝(6位)が、ソニー(7位)、パナソニック(14位)といった他大学では圧倒的人気を誇る2社を押さえて、上位にランクインした。ほかには、シャープとキヤノンがそろって22位に。志望業界で2位となった「食品・食料品」からは、サントリー(7位)、味の素(11位)、明治製菓(15位)、キリンビール(28位)がランクイン。サントリーとキリンビールの破談報道は、もし本調査時点で判明していた場合、このランキングにどう影響したのだろうか。異文化の2社の経営統合には、先行きを不安視する声も少なからずあったから、逆に順位はもっと上になっていたのかもしれない。自動車では、今回の調査では初めて本田技研工業(13位)がトヨタ自動車(22位)をかわす結果となった。
 そのほか、東北大学の特徴を見ていくと、九州大学と同様に新日本製鉄、三菱重工業、川崎重工業(いずれも16位)といった重厚長大型メーカーが支持を受けていること、志望業界でも低迷していたが、商社のランクインがゼロということが挙げられる。

 次回は、シリーズ最後となる名古屋大学を取り上げる。

「採用プロ.com」の「調査・分析レポート」コーナーにその他の調査結果を収録しています。
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