東京に疲れて「田舎暮らしする人」の過酷な日常 漫画「ボクらはみんな生きてゆく!」(第1話)

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山あいの村に帰郷した主人公。その生活とはーー?

上京してマンガ家のアシスタントやイラストレーターの仕事をしながら、いくつか自らの連載作品を世に問うも、ヒット作が出ないーー。

『ボクらはみんな生きてゆく!』(書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします )

そんな生活に心身も、また経済的にも疲れてしまった主人公は、実家のある山あいの村に戻って生活することを決める。

そこは、街から車で小一時間、田畑と山と川に囲まれたのどかな地。しかし久しぶりに帰るとどうも様子が違う。ところどころ破れた柵に村が囲まれているのだ。

実はその柵、山から頻繁に来る獣たちから集落を守っているのだった――。

そして実家に住んでも、思うほど生活はラクにはならない。健康保険や国民年金、ガソリン代などなどが必要で、一定の現金収入を得なくてはならない。

自給自足をしようにも、野菜や山菜のほかに、タンパク源も得なくてはならない。そこで主人公は、身近にやってくる鹿や猪を食べることにするのだが――。

そうした村での生活を描く『ボクらはみんな生きてゆく!』(小学館)より一部抜粋してお届けします。

この記事の漫画を読む(35ページ)
アキヤマヒデキ 漫画家

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あきやま ひでき / Hideki Akiyama

高校卒業後に地元でテキスタイルデザインの仕事に就くも、夢を諦めきれず上京。東京でマンガ家のアシスタントやイラストレーターの仕事をしながら、いくつか自らの連載作品を世に問うもヒット作とはならず帰郷。実家にて郷里の自然と格闘しながら本作をビッグコミックスペリオールで連載中。

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