JALの抱える事情も同様だ。同社路線事業戦略部企画グループの丹羽由紀子氏は「機材がいっぱい止まっている光景を目の前で見ている空港スタッフらから、(余った)機材で何かできないかとアイデアが出た」と語る。
気になるのは、出発地に戻る遊覧飛行にニーズがはたしてあるのかだ。成田空港を飛び立ち、そのまま引き返すのは、航空サービスが提供する「移動」という最大の価値を提供できない。
遊覧飛行の料金もけっして安いとは言えない。例えば、2020年12月にJALが実施した遊覧飛行の料金は、最も安くて1人当たり1万9000円。これは、LCC(低コスト航空会社)であれば、成田ー那覇間などを往復できる金額だ。
ANAの遊覧飛行に至っては、最も安くて1人当たり3万3000円。ファーストクラスだと10万円になり、約2~3時間にわたって空の遊覧を楽しめるとはいえ、LCCを利用すればアジアの都市を往復できる料金だ。
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