「クラブハウス有名人」が語る向く人向かない人 快適に安全に「沼にハマる」ために必要なこと
「僕の場合は、とにかくTwitterなどほかのSNSで気になっていた人とどんどんお話ができるのがうれしいですね。リスナーに見覚えがあるアイコンがあると、すぐスピーカーになってもらう。短い時間で、相手との距離を縮めることができます。
一般の方ともどんどん話して、その場のトークを回す能力を身に付けたい。なにより、自分が知らない人の人生の話を聞くのって、楽しいんですよね。今のところは嫌な感じの人がいないし、握手会のような感覚です」
インスタグラムなどの配信とは違い、Clubhouseにはコメント欄もなく、リスナーの反応をダイレクトには感じ取りにくいが、ファンとの交流も工夫してカバーしているという。
「例えば『しゃべりたいことがある人は、プロフィール欄にコメントを書いておいてね』と声をかけることで、テキストでのやりとりも可能です。限られた機能をどう使うか次第で、楽しみ方は変わります」
Clubhouseに「向く人」「向かない人」
Clubhouseは向く人、向かない人が明確に分かれる、と中野さんは語る。
「皆で会話を楽しむ場なので、1人でずっとしゃべり続けてしまうタイプの人は気をつけたほうがいいかもしれません。飲み会と一緒です。うまく皆に話を振ることができるモデレーターがいると、roomの“質”が向上します。
向いているのは、アナウンサーやインタビュアーのように、人の話を引き出すのがうまい人。例えば同じroomに日本テレビの森(圭介)さんがいると、安心感があります」
朝から晩まで、さまざまな部屋を聞き歩き、Clubhouseで魅力を爆発させる人もたくさん発見したそうだ。
「タレントさんだと、(安田大サーカスの)クロちゃんは声が映えるし、何の会話を振られてもうまく返せていて、面白いです。ボケのイメージが強いけれど、賢いし、なんでも笑いにできる。ちょっとまずそうな会話になると『それ笑えないし〜!』と、明るく返して、一気に空気を変えるんです。
ビビる大木さんも毎晩のように配信していて、新たなファンを獲得している印象です。性別関係なく、かわいげがある人が生きる場だと思います」
ほかには音楽家の清塚信也さん、プロインタビュアーの吉田豪さん、テレビプロデューサーの佐久間宣行さんのroomに注目しているという。
フォロワーを増やすためのコツも聞いた。モデレーター・スピーカーの立場から、みんなが知りたい話をしたり、豆知識を披露するのが大事なのだという。
「モデレーターで、トークの仕切りがうまい人はフォロワーがどんどん増えていきますね。笑いがとれると、一気にフォロワーが増える印象です。しゃべるときは、テンポや口調をその場にいる相手に合わせるのも重要かと感じます」
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