そして2021年の夏から秋にかけてはかなりの数の高齢者にワクチンが行きわたるはず。これらを未来予測の前提と考えて、ここまでのロジックで、未来予測の「基本シナリオ」をまとめてみましょう。
もちろん悲観シナリオも想定しておく必要はある
もちろん冒頭で申し上げたように、これはシナリオプランニング的にみた1つのシナリオです。悲観シナリオで提示したように変異株が猛威を振るう場合も起きえますし、楽観シナリオのように東京五輪をきっかけに冬を待たずに経済が好転するシナリオもありえます。
ここで経営者にとっていちばん重要なことは、これらのシナリオを想定したうえで、経済をどう回復させていくかだと私は考えています。そもそも経営コンサルタントとして策定した未来予測シナリオですから、経済に使っていただかなくては意味がないと思うのです。
この夏にどう経済のアクセルを踏むか。まだ集団免役はできていない。依然、新しい生活様式は崩せない。その前提で、とはいってもこの先新型コロナを収束させるメドがたってきた環境下でどう経済を活性化させ、会社経営を存続させるか。今年の夏が最後の頑張りどころになるというシナリオを前提に考えると、ここで折れてしまってはもったいないということなのです。
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