「自分から勉強しない子」を机に導く5つのコツ 塾へ行かなくても自宅学習だけで成績アップ

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自宅学習のコツ1
授業中に家で復習する箇所をチェックしておく
→授業に集中でき、家でもすぐに勉強が始められる

まずは自宅学習の前に、学校でやってほしいルーティンがあります。それは、今日、家でやる復習を、授業中に決めておくこと。授業を聞きながら「ここは理解できたかあやしいな」と思う場所をチェックしておくと、あとですごく楽なんです。家に帰ってから復習するところを考え始めると、それだけで多くの時間を使ってしまいます。

先生の授業を受けてしっかり理解できたところは、復習しなくてもいいくらいです。もちろん、復習しなくても絶対に覚えていると自信をもって言えるところだけですが。授業中に復習するところをしっかり選ぼうと思いながら先生の話を聞くと、それだけで集中力も上がります。眠気も出にくく、いいこと尽くしです。

部活などがあると、家での勉強時間はすごく限られます。でも、学校で座っている45分とか50分の授業の時間というのは、みんなに平等にあるわけです。そこで少しでもプラスのものを持って帰れるようになっていけば、その積み重ねはのちのち大きく成績につながります。

学んだことを定着させるポイントは「習慣化」

自宅学習のコツ2
暗記ものは同じ日に最低2回、できれば翌朝、1日後もやる
→くり返しやることで、記憶をしっかり定着できる

英単語や歴史の年号など、暗記が苦手な子たちに私がいつもオススメするのは、「同じ日に最低2回はやる。できれば3日間で4セット」ということです。

たとえば、①夕方、②寝る前、③次の日の朝、④さらに翌日、の合計4セット。同じものを4回確認すると、だいぶ記憶の定着率も上がり、あとで復習しなければいけない量も減っていきます。まだ自分のスタイルを確立していない人は、ぜひ一度このとおりに4回やってみてください。

そこから、「自分は3回でよさそうだな」「5回にしたほうがいいかも」と自分に合うアレンジを加えていく。すると「これぐらいのリズムでやると忘れなくなるな」という感覚もつかめてきます。これは筋トレやダイエットと同じですが、それを習慣化するまでが難しい。したがってポイントは、そのルーティンそのものをいかにシンプルにするか。

この4回くり返すというシンプルな方法と同様に、後述の「CM中に思い出す」という方法も、気軽にできるので習慣化しやすいやり方です。

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