「偏差値見て近所の高校を選ぶ」時代が終わる訳

離島留学、通信制…才能引き出す新しい進学先

高校進学の選択肢は偏差値で選んだ地元の学校だけではない(デザイン:小林由依)

高校の教育と大学入試が大きく変わろうとしている。

『週刊東洋経済』8月24日発売号は、「本当に強い高校」を特集。新受験時代で問われる「自ら考え、表現する力」を養える高校を紹介している。

高校教育の変化で最も大きいのは、2022年から始まる高校の新学習指導要領だ。「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「学びに向かう力、人間性」という3つの柱を育てるために「主体的・対話的で深い学び」(アクティブ・ラーニング)を実践していくというのが骨子で、「探究力」と「論理力」をキーワードとした教科・科目が導入される。

2021年から始まる大学入試改革、導入が広がっている推薦・AO入試(2021年からそれぞれ総合型選抜、総合型選抜に名称が変更)でも「自ら考え、表現する力」がいっそう問われるようになる。

新受験時代や新たな教育に対応した高校というと、都心の中高一貫校や公立の進学校を思い浮かべるかもしれない。しかし、必ずしもそれだけではない。今、大学受験と同時に、多様なキャリアの選択肢を提示する高校が増えている。

通信制高校が急増、生徒数は過去最多に

その代表が、通信制高校だ。これまでは、毎日通学をする学校に馴染めない子が通う学校という印象が強かったが、様相が変わってきた。柔軟な通い方や何かに特化できる学びのスタイルにひかれて通信制高校を選ぶ生徒が目立つようになってきている。

学校数も増えており、2019年は253校と20年前の倍以上になった。一時期は減少傾向だった生徒数も直近で急激に増え、2019年は19.7万人と、ここ20年で最多となっている。

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