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リモートで生産性下がった会社「やりがちな事」 性悪説になった管理だと誰も幸せにならない

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クロスリバー社内の報告は、始業時に今日やることを、終業時に今日やった仕事を箇条書きで、簡単にチャットで流すぐらいにしています。週報を出してもらうつもりはありません。

「経営者として、そのマネジメントだと不安ではないですか?」とメディアからよく質問を受けます。それに対して私は「不安です」ときっぱり答えます。

メンバーたちが何をやっているのか、しっかりアウトプットしてくれるのだろうかと不安に思うこともあります。自分でやったほうが早いと思うこともあります。それでも、勇気を持ってメンバーに任せることが自分のミッションだと思っています。

3大「テレワーク疲れ」

やり方を任せる(いちいち把握しようとしない)一方で、委任したメンバーの感情は把握しておくようにしています。

そこで、注力しているのが「感情共有」です。

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クロスリバーのような完全テレワークのバーチャルチームでは、メンバーが抱えている感情を理解し共感することが非常に重要だと思っています。テレワークで生産性が落ちる理由は、「孤立化」であることに気づいたからです。

「テレワーク疲れ」は次の3つからきています。 

①目の疲れ、②腰の痛み、そして③精神的な疲労である「孤立化」です。

テクノロジーが進んでいつでもどこでも一人で仕事ができるようになった反面、1人きりで夜遅くまで苦しんでいても誰も気づいてくれなくなりました。「自分は世の中の役に立っていない」といった卑屈な気持ちも孤立化から生まれます。

ですから、クロスリバーでは、終業のときに「感情共有」をすることにしています。感情共有といっても難しいことではありません。「今日楽しかった」「寂しかった」といったことをチャット上でお互い吐露するだけです。

テレワークで寂しくなるのは当然のことで、悪いことではありません。「みんなに会いたいな」「寂しいな」「みんなと楽しく飲みに行きたいな」といった一言を誰かが入れると、「俺もそうだよ」「いいね、確かに」という感情共有が広がっていきます。

チームで働く上でこうした感情共有というのはとても重要だと思っていますので、終業の際にチャットで自由につぶやいてもらい、他のメンバーからは「いいね」「たいへんだね」といった共感反応を返す、といったやりとりをするようにしています。

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