旅の熟練者が語るハワイの意外すぎる楽しみ方 年を重ねて大きく変わった旅の楽しみ方

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で、再び、最近の怠惰なハワイの休日に戻るが……。アラモアナ・ショッピングセンターは大好き。300を超えるとされるカラフルな店舗巡りは単純に楽しい。買い物はほとんどしない。でも、どこへ行ってもショッピング街の散策は楽しみの1つだし、わが家の旅の重要イベントの1つだ。

アラモアナ・ショッピングセンターへの移動は、ホテルの前で待つタクシーに乗れば簡単。でも、たいていはバスで行く。地元の人たちが使う普通の路線バスだ。なぜかというと、これまた答えは単純。「楽しいから!」。ハワイに限らず、海外の街では地下鉄やバスでの移動が多い。もちろん混んでいる時間帯には使わないが。

路線バスや地下鉄は、当然ながら地元の人々が使っている。だから、その地域や街に住む人たちの暮らしぶりというか、雰囲気というか、そんなものが感じ取りやすい。人間観察が好きな僕にとっては、けっこうな特等席であり、タクシーの移動では得られない、いろいろな事象に出会える場でもある。

同じ風景でも普段とは違って見える

それとバスでの移動は目線が高いのもいい。目線が高ければより多くが見えるし、同じ景色でも普段とは違って見える。ちなみに、ロンドン・バスの2階最前列は特等席。超広角レンズで高い位置から街を見下ろしたような感覚、とでもいえばおわかりいただけるかと……。

まぁ、そんなことで、アラモアナ・ショッピングセンター行きはあれこれ楽しめる。バスでの往復(タイミングが悪いと、けっこう待ち時間は長い)も含めて、半日くらいはすぐ時間が経ってしまう。

ディナーは街で食べるのと、部屋のテラスで食べる(ルームサービス)のが半々くらい。ディナーポイントで最近のお気に入りは、新装されたインターナショナル・マーケットの一角にあるオープンテラス・レストラン。星空を見上げながらのディナーは気持がいい。

ディナーの後はまたカラカウア通りを……、ほとんど人気のないワイキキビーチを散歩。そして、ホテルのガーデンテラスでコーヒーを飲みながらライブを楽しむ。ハワイの1日は、だいたいこんな感じで、怠惰にゆったりと過ぎてゆく。

ハワイにはいつ行けるようになるのだろう。「ハワイに行きたい!!」……。なんの不安もなくハワイに行ける日が待ち遠しい!!

岡崎宏司(おかざき こうじ)/自動車ジャーナリスト。1940年生まれ。本名は「ひろし」だが、ペンネームは「こうじ」と読む。青山学院大学を経て、日本大学芸術学部放送学科卒業。放送作家を志すも好きな自動車から離れられず自動車ジャーナリストに。メーカーの車両開発やデザイン等のアドバイザー、省庁の各種委員を歴任。自動車ジャーナリストの岡崎五朗氏は長男。
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