旅の熟練者が語るハワイの意外すぎる楽しみ方 年を重ねて大きく変わった旅の楽しみ方

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ハワイでは、予定をまったく作らない。すべての時間がフリー……。だが、なんとなく行動はパターン化している。朝食はホテルのオープンテラスで……そうすると決めているわけではないが、ほぼ100%そうなる。自然に足が向く。

朝食が終わると、まだあまり人がいないワイキキビーチを散歩。そして部屋に戻る。戻って何をするのかといえば、テラスのデッキチェアで本を読んだり、インターネットをしたり、ウトウトしたり……。朝からウトウトするのも気持がいい。

そんなことをしているとすぐランチタイムが来る。ランチタイムといっても、むろん決まりなどない。お腹が空けば……ということなのだが、不思議に常識的な時間にお腹が空く。このランチの前後がいちばん動く時間帯なのだが、基本、怠惰な時間を過ごすことに変わりはない。カラカウア通りをブラブラ。ウィンドウショッピングをしたり、適当にレストランに入ったり……といったことでしかない。

滞在期間中に一度だけ遠出をする……が、ここで言う遠出とは、徒歩圏外、つまり、バスかタクシーを使って移動するという意味だ。行く先はほとんどアラモアナ・ショッピングセンター。ごくたまにワード・センターに……。距離的にはとても遠出とはいえない。

かつては、「マツモト・シェイブアイス」のために、レンタカーでハレイワまで走った。ハワイ産岩塩と醤油で食べるマグロのぶつ切りのためにノースのレストランまで行ったのに……。

以前は当たり前のように1日中動き回っていた

今はワイキキをちょこっと散歩するだけだが、動き回っていた頃は、ワイマナロ・ビーチがお気に入りだった。

ホテルを出るとまずはスーパーに寄り、アイスボックスにあれこれ積め込んでからワイマナロを目指す。ワイマナロ・ビーチ……今は広く知られるようになったが、かつてはガラガラ。真っ白い砂浜と紺碧の海が延々と続く様は、まさに「天国!」だった。

ビーチには、シャワー、トイレ、テーブル、バーベキュー用具……1日過ごすために必要なものがすべてそろっているのもうれしかった。

とはいっても、当然その数は限られる。人が少なかった頃はいつ行っても使えた。でも、今は、よほど早朝にでも出かけなければ確保できないだろう。ほんとうにのんびりと……午後3時頃までワイマナロで過ごして、ホテルに戻る。

帰路、ダイヤモンドヘッドのお気に入りのビューポイントに立ち寄り、目の前に拡がる太平洋を眺めるのも好きだった。そして、ホテルに戻り、少し休んでからカラカウア通りを散歩。

ディナーも、ダウンタウンまで足を延ばすことがよくあった。そう、かつては1日中動き回っていた。そうすることが当たり前のように……。

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