ジム・ロジャーズ「S&P500への投資は損になる」 今後は何に投資すればお金が増えていくのか

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また、「ジム・ロジャーズ『金だけでなく銀も上昇する』」の記事の中で「2011年のような『噴水相場』の再現はあるのか」について書きましたが、金のETFは「iシェアーズゴールドトラスト」(IAU)、銀なら「iシェアーズシルバートラスト」(SLV)などがあります。

さらに、農業のETFとして、「DBA(Investco DB Agriculture Fund)」、エネルギーのETFとして、「DBE(Investco DB Energy Fund)」などもあります。

商品に1~2割を振り向けるという選択肢

資産運用をしている人の中で世界の株式と債券に分散投資をする人は多くても、商品まで加えている人は少ないかもしれません。しかし、商品という違う値動きをする資産クラスを加えることにより、ポートフォリオにはさらなる多様性が生まれます。万一、株が下落しても、債券や商品など値動きが違うものを組み合わせることでリスクを減らす効果があります。

例えば、株式に4~5割、債券に3~4割、商品やオルタナティブに2割などアセットアロケーションを組むなどが考えられます。もちろん、リスク許容度によって債券を多めに組むのもありですが、富裕層の資産運用をするファミリーオフィスなどのポートフォリオを見ていても2020年はハイテクなどを中心とした株式比率が上昇していました。債券価格が高くなりすぎているという理由もあります。

株式の中では、アメリカ、ヨーロッパ、日本、中国、新興国などに分散をします。債券は世界の国債、アメリカ国債、ヨーロッパ、アジア、新興国の債券などETFなども使いながら分散をするとよいでしょう。

商品やオルタナティブに関しては貴金属、不動産、農業、エネルギー、プットオプションの購入などが考えられます。

私自身も上記の割合に近い形で商品もポートフォリオに組み入れて国際分散投資をしています。株式もアメリカ株、日本株、中国株、シンガポール株、国際REIT(不動産投資信託)、債券ファンド、貴金属のETFなどに分散をしています。株式のセクターもハイテクだけではなく、観光や金融セクターなども加えています。2021年は農業などコモディティーやヨーロッパの株式も価格を見ながら組み入れを考えています。

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