「朝食を食べないと元気が出ない」は本当か? 仕事のパフォーマンスを高める朝食リテラシー
ご飯を食べないとエネルギー不足になって、午前中の仕事に支障がでるのでは。そう考えてしっかりと朝食を心がけている方もいるでしょう。その考えは一見すると正しく見えますが、つねにそうであるとは限りません。
例えば、朝一番からがっつり体を動かす仕事をする人は、ある程度エネルギーをつけなければいけないでしょうから、朝食をしっかりとるべきでしょう。でもこの記事を読まれている多くの読者は、デスクワークの方が多いでしょうから、無理して朝食を食べる必要はありません。
先にも述べたように、現代の日本人は食べすぎ傾向のため、エネルギー過多なのです。エネルギーが不足しているなら食べるべきですが、多くの場合、不足していないのではないでしょうか。
食事によるエネルギー消費はばかにならない
そこにさらに食事で補給すると、むしろマイナス効果になります。身体が食べたものの消化に使うエネルギーというのは、想像以上に大きいのです。
だから、例えばプロゴルファーは、試合中、昼食をとらず軽食にとどめるのが一般的です。食べることで、消化にエネルギーを使われてしまうからです。集中力を研ぎ澄ましたいときには、あえて食べないのです。
職人にも、こういう人たちがいます。食べないとエネルギーが手に入らないのではなく、食べることによって集中力を失うほうがリスクであることを、彼らは知っているのです。
ビジネスパーソンも、とくに、前日の夕食が遅くなったときは身体に十分なエネルギーが満たされていることが多く、また飲みすぎたときの翌朝などは、無理に食べても内臓に負担をかけるだけです。
コンディションを高めるためには、惰性で食べるのではなく、身体の声を聞き、それに合わせることが大事です。
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