世界で最も恐ろしい陸生動物「ラーテル」の正体

人間とチンパンジーの毛穴はどっちが多い?

ナミチスイコウモリは、哺乳類の血液を常食とする唯一のコウモリだ。盲目どころか、この吸血コウモリは120メートル離れた牛を――深夜、真っ暗闇の中で――難なく見つけることができる。

イギリスに生息するコウモリはすべて、おもに虫を食べるココウモリの仲間だ。この種のコウモリこそ、獲物をつかまえるために音波を使う。

ところが、このココウモリでさえ(はるかに小さい)目を使って障害物をよけたり、目印を見つけたり、飛行高度を把握するのだ。ココウモリには、優れた暗視能力がある。ただし、夜行性なので見るものすべてがモノクロだ。ちなみに、フルーツコウモリは昼行性なので
さまざまな色を見分けられる。

コウモリの目は見えている(写真:(c) Salix / Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0)

中米や南米には、「魚釣りをするコウモリ」が何種か生息している。そのうちの1つ、ウオクイコウモリは鋭い眼力と大きな足を使って小魚を水中からすくい上げる。この種のコウモリは、ほとんど誰にでも識別できる。翼幅が66センチもあるうえに、洞窟や岩壁などにある棲み処がなんとも不快な臭いを発しているからだ。

コウモリをおいしい食材だという人はあまりいないが、グアム島のチャモロ族の人々は結婚式などの特別な日に、大きなフルーツコウモリ(別名「空飛ぶキツネ」)をココナッツミルクで煮込み、翼も毛皮もなにもかも食べるのだという。

彼らのあいだには「ALS・パーキンソン認知症症候群」(訳注:運動神経系が少しずつ老化して使いにくくなっていく病気)という神経学的疾患が多発しているが、フルーツコウモリが常食としているソテツの実に含まれる神経毒が原因ではないかと見る研究者たちもいる。

人間の毛皮が消滅した理由はわかっていない

Q 人間とチンパンジー、どちらが毛深い?

どう見てもチンパンジー。

……だと思えるのだが、毛包(もうほう、毛穴)の数は同じだ。

チンパンジーのほうが毛深いように見えるが、実際は、人間とチンパンジーは体の表面に同じ数の毛包を持っている。その数は、およそ500万個。人間の頭皮にあるのは、そのうちの10万個だ。

われわれの体毛は、進化の過程で他の霊長類の体毛よりも細くて透明になっていった。同時に全身をおおっていた毛皮が消滅していったが、そのわけは誰にもわかっていない。

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