ドトール、スイーツ系ドリンクで新展開 「リーズナブル、ファッショナブル、ヘルシー」で勝負

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コーヒーのみにこだわってきたわけではない。ドトールでは女性を意識したデザート風のドリンクも提供してきた。たとえば2008年6月には「フローズン・ショコラ バナナ」、2009年7月にも「フローズン・カフェラテ」など、スイーツ感覚のドリンクが発売されている。

「アセロラ・クランベリー ヨーグルト」と「ブルーベリー ヨーグルト」)

ではドトールのスイーツ感覚ドリンクの特徴は何なのか。

それは、「リーズナブル、ファッショナブル、ヘルシーの3つをキーワードとした」(商品統括本部担当者)、女性の感覚に訴えるメニューづくりと、独自のPR戦略だ。

この6月に発売したヨーグルトドリンクはその代表。同じヨーグルトを使用したドリンクは、2013年2月末からすでに発売されていたのだが、今回はトクホのヨーグルトを使用していることをアピール。「ヘルシー」のイメージをより強く訴えた。さらに森永乳業と共同販促協定を結び、PR体制も強化されている。

さらに、このヨーグルトをアセロラやブルーベリーなど、美容や健康によいイメージが定着したフルーツと組み合わせた。アセロラは「抗酸化ビタミン」の一つであるビタミンC含有率が果物のなかでもトップクラスであることから、免疫力や肌への効果が知られている。また、クランベリーやブルーベリーも同様に抗酸化作用があるほか、ブルーベリーは「目によい果物」としてサプリメントなどに活用されている。いずれも果物の爽やかな酸味がヨーグルトドリンクとよく合い、蒸し暑い季節にもさっぱりと飲める。

ジャスミンティーのゼリーにこだわり

また、エクセシオールから発売されたヨーグルトドリンクは、通年変わらぬ人気を誇るマンゴーを使用したもの。フローズンマンゴーとヨーグルトを組み合わせたドリンクは2013年7月にも発売されているが、今回はさらに、ジャスミンティーのゼリーを加えた。それぞれの味を単独で味わったり、混ぜて食べながらハーモニーを楽しんだりと、1つのドリンクでいろいろな食感と味を楽しめるのがポイントだ。

開発者のこだわりが、「ジャスミンティーのゼリーを使用したこと」(商品開発氏)。自ら足で市場調査し、ジャスミンフレーバー人気、オリエンタル志向の高まりを感じたことから、今回の商品に採用した。

確かに、マンゴーとジャスミンティーは意外だが相性のよい組み合わせに仕上がっている。ジャスミンの香りが、まるでリゾートでスイーツを楽しんでいるかのような非日常感を醸し出している。

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