新型「N-ONE」乗って確かめた進化の本気度

クロスレシオの6速MTはまるでスポーツカー

RSのシート。ブラックとオレンジのスポーティなカラーリングでホールド感も高い(筆者撮影)

背もたれのサイドサポートも、先代に採用したシートより向上しているそうで、コーナーリング時などのホールド感も良好だ。ちなみに、運転席には、ほかにも上下各25mmの範囲で高さ調整ができる「ハイトアジャスター」も装備し、ドライバーの体格に応じたポジション設定が可能だ。また、後席も含め足元の広さを十分確保しており、背が高い人でも窮屈な思いをせずに乗車することができる。

無駄をそぎ落とした「ミニマル」デザインが施されたインパネ周りは、とてもシンプルだ。一体感と広々とした空間の演出がなされている。メーター類には、左側にタコメーターとスピードメーター、右側に3.5インチのTFTカラー・マルチインフォメーション・ディスプレイを配置した「異形2眼コンビネーションメーター」を装備する。

右側の液晶ディスプレイには、後続可能距離や燃費、外気温など、さまざまな情報が表示されるが、新型に初採用された「リアシートリマインダー」もそのひとつ。リアドアの開閉履歴を記録し、履歴がある場合に荷物などの置き忘れを注意喚起する機能なのだが、意外に便利だ。出先で貴重品などを荷室に置いたままにしたり、食材など買い物の荷物を長い間クルマに置き去りにしたりするなど、うっかりミスを防ぎやすい。

メーター右の液晶モニターには、Gメーターも表示可能。スポーティなRSならではの機能だ(筆者撮影)

またRSでは、運転時の重力加速度を表示する「Gメーター」と、ターボの過給圧を示す「ブースト計」も表示するなど、より走りを楽しめる機能も装備されている。

ほかにも、インパネ最上段に移動し、大型化されたナビモニターは、視線を移動する距離が短くなり、とても見やすくなったのも好印象だった。さらに、スマートフォン2台を同時に充電できる急速充電対応のUSBジャック、運転席と助手席の間のトレーや小物ボックスなど、さまざまな便利機能が搭載されているのも魅力だ。

3気筒ターボのRS、CVT仕様の走りをチェック

最初にRSのCVT仕様を走らせてみる。搭載エンジンは、最高出力64ps、最大トルク10.6kgf・mを発揮する3気筒ターボだ。アクセルのレスポンスがよく、発進からストレスなく加速していく。660ccの軽自動車ということを感じさせないほど、車速の伸びもいい。

サスペンションは硬めだが、かといって街中でマンホールの蓋や路面の段差などの上を走っても、ゴツゴツした突き上げ感があるわけではない。交差点で右左折する際も同様で、乗り心地は意外に悪くない。タイヤと路面との接地感もわかりやすく、しっかり感があるセッティングで、個人的には好きな部類の味付けだ。

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