2丁目「人気ドラァグクイーン」直伝の悩み解消 こんがらがった頭の中を整理する究極のメモ術
私たちは普段、会議や打ち合わせの内容、本やネットから得た情報などをメモします。ロジカルメモの左ページには、それらを、いつもどおりにメモします。
多くの場合、そうしたメモは「忘れないため」にとるものですが、見方を変えれば、そこにはアイデアの種や考えるためのヒントがたくさん眠っています。メモには無限の可能性があるのです。
ただ、せっかくのメモも、そのままでは、ただの情報の羅列にすぎません。情報の羅列を「完璧な記憶装置兼アイデアの宝庫」「生産性の高い最強のメモ」にするためには、その内容を、自分の言葉で言いかえる必要があります。
自分の言葉で言いかえると、情報が自分のものになる
「メモの内容を自分の言葉で言いかえるって、どういうこと?」と思われるかもしれませんが、難しく考える必要はありません。ロジカルメモの右ページをさらに半分に区切り、右側に、以下のような内容を短い文章で書いていきます。
●「要するにどういうことだろう」と自分に問いかけ、答えを書く
●自分なりに重要だと思った点を書く
●わからない点、追加で調べたい点があれば、それを書く
●別々に書いた言葉をつなげて、1つの言葉にしてみる
また、右ページの左側には、今まで知らなかったこと、ハッとしたこと、誰かに伝えたいと思ったこと、世の中の役に立つと思ったことなどを書き込みます。
では、なぜ自分の言葉で言いかえると、ふつうのメモが「生産性の高い最強のメモ」に変わるのか。その理由は、2つあります。
理由の1つ目は、自分の言葉で言いかえることで、仕事や考えなければいけないこと、入ってきた情報などが「自分ごと」になるからです。
私たちは普段、言葉で物事を捉え、自分のものにしています。他人の言葉で聞いたことは、なんとなくわかったつもり、覚えたつもりになっていても、実は全然理解できていなかったり、すぐに忘れたりしてしまいがちです。人は、他人の言葉で聞いたことは、どこか「ひとごと」として受け止めてしまうからです。
しかし、自分の言葉で捉え直した途端、その情報は「自分に関係があること」だと思えるようになります。そして、自分ごとになると、モチベーションが上がり、記憶力、企画力、行動力などが飛躍的にアップしますし、人は無意識のうちに、その物事に関する情報を集めたり、真剣に考えたりするようになるのです。
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