コロナで「人生の決断3つ」に起きた共通の変化 婚活・転職・大学進学、各領域で何が起きたか

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コロナ禍で生まれた「バーチャリアル転職」。本質的価値はさまざまありますが、中でも「働き方・貢献の仕方への自己編集・相互編集意識が高まること」「対面プロセス偏重が取りこぼしていた意思決定の納得解が高まること」は特筆すべきポイントです。

自己編集・相互編集意識とは、求職者が企業に「こういう働き方はできますか?」と問いかけたり、企業側から「そのスキルをお持ちならこの部署でこういうプロジェクトに携わっていただけませんか?」と持ちかけたりするなど、互いに入社後の働き方やパフォーマンスを提案し合える関係構築ができるということ。

これまでは、自社の受け皿に当てはまるかどうかという最適解で決められていた人材採用が、オンラインで体験を前倒しし、時間をかけ機会を増やして相互理解を深めることで、意思決定の「納得解」が高まる――こんな新たな採用の形が生まれ、新たな潮流を巻き起こしています。

オープンキャンパスもオンライン化

進学領域では、オープンキャンパスのDX(デジタルトランスフォーメーション)により体験機会が増加。多くの大学が、より納得度の高い進路選びを実現してもらえるよう、オンラインの取り組みを加速させています。

背景にあったのは、入学後のミスマッチ(中途退学者)の増加。少子化で18歳人口が年々減少する中、大学数は増加し学部名称も増加、大学の入試方法も多様化しました。高等教育の量的拡大が進む中、大学進学率も上昇しましたが、その一方で2019年時点の中途退学者は7万人超に上っています。

「大学を理解する方法」としてこれまで活用されていたのがオープンキャンパス。2019年、学生のオープンキャンパス参加率は93.9%に上り、重要な進路選択検討の場となっていましたが、コロナ禍でオープンキャンパスや説明会が実施できない状況に。

リクルート進学総研が実施した「コロナウイルス流行による進路選択影響調査2020」によると、コロナウイルス流行による影響で高校生が「困っていること」「今欲しい情報」は、ともに「オープンキャンパスや説明会情報」がトップとなっています。

次ページオープンキャンパスのオンライン化の具体例
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