某ファミレス「人気サラダ」の裏側 外食の達人が明かす「中国野菜と外食」の不都合な真実

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

サラダのレタスは2~3日前に切ったもの

N君:このサラダ、「カット野菜」ということですが、この店の厨房で野菜をカットしていないんですか?

河岸:やってないね。工場でカットして「次亜塩素酸ソーダ」(消毒液)で洗浄したものが袋詰めされて入ってくるの。それを店で小分けして、お皿に盛り付けて出しているだけ。

N君:それを「見抜くスキル」ってあるんですか?

河岸:サラダがカット野菜かどうかは「レタスの形と色」を見るのがいちばんわかりやすいと思う。このレタス、形が「真四角」でしょう。レタスは金気を嫌うから、本当は手でちぎらなくてはいけない。包丁で切ると、変色しちゃうから。でも、手でちぎったら、こんなに真四角にならない。

N君:ホントだ……。

河岸:もうひとつ「レタスの端の色」を見るの。このレタスは2~3日前に切ったものだね。

N君:なぜ2~3日前に切ったレタスだとわかるんですか?

河岸:レタスの端が茶色く変色しているでしょう。1日ではここまで茶色くならない。2日以上は経っていると思う。そんなに時間の経ったレタスを出すなんて、飲食店として論外だよ。

N君:なるほど、サラダの良し悪しは「レタスの形と色」を見ると素人でもわかりやすい、ということですね。

河岸:そう。「形が真四角」で「端が茶色」のレタスは、工場で切って時間の経った「カット野菜」の確率大。ただ、サラダの上にかかっていたチーズは、注文が入ってから、かけたと思う。チーズは生きていたから。

工場でカットして運んできたレタスは「形が真四角」(機械でカット)で「端が茶色」(時間が経過)のことが多い。
次ページドレッシングが妙に濃いサラダは要注意
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事