堀江貴文「日本の食文化とインフラが世界最強」

コロナ禍以降の成熟国家の成功モデルになる

堀江氏がコロナ以降の日本の強みについて語ります(写真:光文社提供)
国境をはじめとする、分断のラインは地図にはない。 あるのは君の頭の中だ――。堀江貴文氏の新著『それでも君はどこにでも行ける』から一部を抜粋・再構成し、堀江氏のメッセージをお届けします。

日本を世界のほかの国と比較すると、やはり際立つのが「安さ」である。円の価値、物価も人件費も相対的に、先進国のなかでは、もう上位にはない。安上がりで、上質なサービスを海外に提供できる、コスパのいい国に分類されつつある。

コスパの良さゆえ、海外からの旅行者の人気を集めるのは、悪いことではない。しかしそのニーズ一辺倒になってしまうのは、あまり歓迎できないだろう。

安売りを避けつつ、アジア最先端の成熟都市としてのブランディングを、グローバル市場でアピールしていく姿勢が大切だ。

実際のところ、東京を筆頭とする日本の都市部は、世界でも稀なポテンシャルを持っていると言えるだろう。

世界最強のインフラと食文化

テロなど、危険な事件が起きる可能性も、諸外国と比べれば圧倒的に低い。商業施設などで手荷物検査といったセキュリティ対策をほとんど行っていないにもかかわらず、ここまで治安が保たれているのは、奇跡のような話だ。

交通インフラも世界に誇れるものだ。列車の安全性とダイヤグラムの精緻さについては世界でも間違いなくナンバーワンだし、人口比で考えれば、道路の渋滞だってひどくない。

江戸時代から拡大を続けながら、大震災や戦禍にまみえても再生し、綿密に都市機能を練り上げてきたのが東京という都市なのだ。

また、飲食店の美味しさやヘルシーさ、サービスの質は、やはり突き抜けている。

食が強い都市は世界中にいくつもあるが、寿司や洋食や中華のハイエンドはもちろんのこと、居酒屋やラーメン屋、ファストフード、さらにはコンビニ弁当まで、まず大きく外さないレベルで提供してくる都市を、僕はほかに知らない。

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