ど素人が「投資でプロに勝つ」のに必要な条件

決算短信の情報より時に有用な「素人の直感」

そして、何か投資商品に手を出すとすれば、できるだけほかの人もやっているものにしましょう。

あなたがモブ兵士だとして、単身ならば敵に囲まれても誰も助けに来てはくれないし、ただあなたが斬られて終わりですが、味方が1000人いれば話は別です。1万人いればもっと違う。たとえその投資商品が詐欺だとしても、被害者の会を結成することができますし、向こうに弁済能力があればいくぶん取り返すことができるかもしれません。

できるだけお金を使わずに、人生を豊かにするために

投資でもなんでもそうなのですが、誰かを出し抜いて自分だけ大儲けすればいい、という考え方は、もし転んだときに誰も守ってくれないので大変危険です。全員でちょっとずつ儲けましょう、とやると、大コケしそうなときや独断で突出したときに誰かが助けてくれるのです。大コケしたらその人の取り分も減るわけですからね。

『とにかく死なないための「しょぼい投資」の話 お金がなくても生き抜こう』(河出書房新社)書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

大事なことですが、「投資」というのは、「お金儲け」や「通帳の数字が増えること」とイコールではないのです。あなたの人生が豊かになるために投資をするのであって、通帳の数字が増えた減ったばかりを気にしたり、周りの人とうまくいかなくなってしまったりするようなら、何のための投資かわかりません。

大爆死して一文無しになるのも、お金は儲かったけれど精神的に何も満たされない生活になるのも、どちらも投資として成功しているとは言えません。大爆死しないための、いちばん基礎の部分をここまで述べてきましたが、それをさらに発展させた、できるだけお金を使わずに人生を豊かにしていく投資の方法を私の著書で紹介しています。

ここまで読んで、その方法も知りたいと思っていただいた方は、ぜひお手にとっていただければ幸いです。

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10年前に統合構想が破談になった三菱重工業と日立製作所。その後両社は対照的な道を歩み、2009年に伯仲していた時価総額は今や日立が大きく上回っています。本特集では明暗が分かれた三菱重工と日立を主軸に、製造立国・日本の生きる道を探りました。

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