ど素人が「投資でプロに勝つ」のに必要な条件 決算短信の情報より時に有用な「素人の直感」
「投資本」には出てこないもう1つの「投資」とは?
前々回、前回と、「死なずに生きていくための投資を行うために知っておかなければいけない法則」、そして「素人が、投資のプロや大企業が巨費を投じて開発したAIに負けないためには、あなたが彼らより詳しい分野で勝負するしかない」ということを書いてきました。
それを踏まえて、今回は「ではどうすればいいのか」ということを書いていくのですが、ちょっとその前に「投資」という言葉を辞書で引いてみたいと思います。『広辞苑』にはこう出ています。
② 比喩的に、将来を見込んで金銭を投入すること。「息子に―する」
③ 元本の保全とそれに対する一定の利回りとを目的として貨幣資本を証券(株券および債券)化すること。「―家」
④ 経済学で、一定期間における実物資本の増加分。資本形成。
④については基本的に学問で使う用語ですのでここでは無視してかまいません。皆さんが普通「投資の話」をするときは、おおむね③か①の意味だと思います。儲かる株とか証券とか、あるいは事業に出資するとか。
②の意味の「投資」は、例文にある「息子に投資」のほかに「自分への投資」なんかもあります。この用法も、それはそれで結構使っている人が多いと思います。
「ステイホーム期間に、自分への投資として英語を勉強した」とか。『広辞苑』には「比喩的に」と書いてありますが、この「比喩的」はあくまで、①の「事業への投資」や③の「利回りを目的とした証券化」に対しての「比喩」です。
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