現金主義の人が実は「損する」納得のカラクリ ポイントを現金化すると目減りするのはなぜか

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新型コロナ感染症の流行により、将来のお金に対する不安を持つ人も多くなっています。「アフターコロナ」を生き抜くための投資法をお届けします(写真:freeangle/PIXTA)
「なんらかの事情があって働くのが難しい」「かといって起業もハードルが高い」「投資するにも元手がない」……。そんなスキルも経験もないわれわれはどうすればいいのか?
新型コロナ感染症の流行により、大きな転換を余儀なくされた2020年。閉めざるをえなくなった店舗や仕事を失った人々も多い。もはや「安定」など存在しなくなった現代で、将来が不安なわれわれはどう自らの資産を築いていけばよいのか。「生きづらい人が生きていく方法」を提示し続けているえらいてんちょうこと矢内東紀氏が、「アフターコロナ」を生き抜くための投資法について、新著『とにかく死なないための「しょぼい投資」の話:お金がなくても生き抜こう』から一部を抜粋してお届けする。

投資はしたほうがいい。ただ…

新型コロナウイルスの流行、相変わらず猛威を振るっていますね。もちろん新型コロナウイルス感染症自体が厄介な疫病であるということもあるのですが、そもそも、ウイルスとして強い弱いとかの問題以前として、人々の意識、価値観が大きく変わってしまったということがオオゴトだと思います。

社会には不安感、閉塞感が満ち満ちています。企業や店舗はバタバタと倒産し、個人事業主は仕事が途絶え、非正規雇用の人を中心に雇い止めになる人が多数発生しています。将来のお金に対する不安を持つ人も非常に多いことでしょう。

投資をしたほうがいいかどうかでいうと、投資はしたほうがいいです。ただ、不安にかられて、今から慌ててなんとなくの知識で投資を始めても、結構な確率で大爆死することになってしまいます。

そもそも、何のために投資をするのか、です。死なないために、生きていくために投資をするわけですよね。投資をバクチと一緒にしてはいけません。死なないためには、投資とは何なのか、そもそも価値とは、利益とはどうやって生まれるものなのかを知っておく必要があります。これを知らないと、増えるものも増えないし、増える効率も悪い、なんなら損をする、ということになります。いちばん大事なその部分から説明していきます。

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