瞑想するなら「朝一番・10分間・毎日」がいい理由

毎日「心」が同じ場所に戻ることで穏やかになる

朝早くに時間を見つけようと思うと気が重くなるかもしれませんが、忘れないでほしいのは、たった10分の話をしているということです。しかも、それは1日をすべて自分のものにするための10分なのです。少しでも長く寝たい気持ちもわかりますが、瞑想で感じられる深い安息は、あと10分寝ることよりもはるかに有益で役に立ちます。そのうえ、あなたにはそのことがわかっているのです。

いつやるかを決めるのはあなたですが、うまくいく可能性が最も高くなるよう、いつなら自分が毎日続けられると思うか考え、現実的な時間を選ぶようにしてください。

10分で終わらせる

タイマーをセットするのは瞑想の精神に反するような気がする、と多くの人が言います。制限時間内にやらなければというプレッシャーにさらされて、頭を空っぽにできないのでは、というのです。

けれども、タイマーを使うのには実際的な理由があります。瞑想中に眠ってしまうのは珍しいことではなく、終わりと決めた時間に目を覚ますのは大切です(とくに朝、時間どおりに仕事に行かなければならない場合は)。また、自分がどれだけの時間座っていたのかがわかるかどうかという問題もあります。けれども、決め手となる、最も大切な理由があります。

瞑想では毎日が異なります。心が静まりかえっている日もあれば、とてもざわついている日もあります。まったくなんの感情もない日もあれば、とても強い感情を感じる日もあるでしょう。落ち着いてリラックスした気分のときなら、間違いなく心地よく10分間座って瞑想できるでしょう。10分間を終えたとき、とても楽しくていい気分だったので、今日はもうあと10分やろうと思うこともあるかもしれません。

それとは逆に、心の中がざわつき、何かにいらだっているときには、ほんの数分でこれ以上続けてもしかたないと思い、そこでやめてしまうかもしれません。

瞑想の目的が自分自身の心について知ることだとすると、このアプローチでは、あなたが知るのは幸せなときや落ち着いているときの心だけで、よりやっかいな面について知ることはできません。

これは一見、魅力的に思えるかもしれませんが、幸せすぎたり、リラックスしすぎるのが問題だと思ったことがありますか ?  最もよく知らなければならないのは、やっかいな感情や思考なのです。自分の心を知り、ひいては新しい視野で人生を体験するためには、毎回ゴールテープを切ること、何があっても10分を終わらせることが大切です。

同様に、永遠に続けられそうなほど気分がいい日も、10分たったら終わりにするのがベストです。そうやってきちんとした習慣をつけるのです。もちろん、その日のうちにもう一度瞑想したくなったらしてもかまいませんが、やはり 10分間のルールは守るようにしてください。

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