注目が集まるモンゴルの資源戦略、最大与党・人民革命党の若手リーダー、バルダンオチル議員に聞く

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われわれからは、日本とモンゴルの間の経済連携協定(EPA)の締結と、地下資源開発への技術提供の2点を要望した。首相からはともに好意的な反応が得られた。

モンゴルが外国から受けた援助の累計は30億ドルだが、その半分は日本からだ。非常に感謝しているし、日本との関係は大事にしていきたい。

私は90年に、民主化後の最初の選挙で国会議員になった。そのとき、同僚議員とともに成蹊大学の広野良吉名誉教授から市場経済とは何かについてレクチャーを受けた。市場経済への移行過程で、そのアドバイスを反映できたところ、できなかったところと両方あるが、最初に教えてくれた広野先生にはとても感謝している。

※バルダンオチル議員は1963年生まれ。1994年にロシアで経済学博士号を取得した。最大与党である人民革命党の常任幹部会の一員で、同党内「民主・改革・伝統」派の副代表を務める。

(インタビューは2月24日に実施)

西村 豪太 東洋経済 コラムニスト

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にしむら ごうた / Gota Nishimura

1992年に東洋経済新報社入社。2016年10月から2018年末まで、また2020年10月から2022年3月の二度にわたり『週刊東洋経済』編集長。現在は同社コラムニスト。2004年から2005年まで北京で中国社会科学院日本研究所客員研究員。著書に『米中経済戦争』(東洋経済新報社)。

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