ミニストップ、「メロン」「白くま」の次は? フルーツたっぷりパフェで新境地
主役のメロンは、タイ産の芳醇な味わいのものを使用。気になるのが価格だが、メロンをこれでもかと盛りながら、税込み320円という親しみやすさ。「コンビニのスイーツとして、誰もが気軽に購入できる価格を維持する」という同社の方針から、輸送コストを抑えるなどの努力により、ゴージャス感と庶民的な価格を両立させた。
日本人は縄文時代からメロン好き
メロンと言えば日本では「高級フルーツの王様」として認識されている。確かに、5000円、1万円といった高級メロンも存在し、海外の人からは「メロンにそんな大金を払うなんて、クレイジー!」とあきれられているらしい。
もっとも高級メロンの価格には当然ながら根拠があって、甘みを凝縮させるため1つの株に1〜2個の実しか育てないこと、栽培に非常に手間暇がかかること、美しい状態で出荷するための梱包などが価格に反映された結果なのだ。
さらに輸入された当時、皇室御用達の農場や大富豪の邸宅で栽培が広まったという歴史的背景も香り立つ「セレブ感」の理由の一つとなっている。ちなみに早稲田大学を創立した大隈重信もメロン好きの一人で、メロンを日本に安く普及させたいと「マスクメロン協会」を発足。自ら栽培に尽力し「ワセダ」という品種を創り出したという逸話もある。
しかも、日本人のメロン好きはご先祖様由来のもののようで、メロンの仲間である「マクワウリ」は縄文時代から食べられてきた歴史を持つ。ミニストップの調査でも常に「好きな果物」として上位にランクインするという「人気のメロンを、ぜひパフェにしたかった」と、商品企画担当者が熱い思いを込めて発売した自信作で、今の時期だけの期間限定の味だ。
メロンパフェを含め、ミニストップのフルーツパフェは女性や高齢者に人気が高いという。ヘルシーさと、さっぱりした味わいが受けているのではとの予想だ。確かに、166キロカロリーと低カロリーなので、ダイエットしている人でも安心して食べられそうだ。
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