柴咲コウ「難役ほど燃える」二刀流女優のすごみ 35歳の少女、ムロとネコなどを演じ切る実業家
アパレル事業では、地球の循環や生態系に負荷をかけないサスティナブルで優しい服。セレクトショップ事業では、地球環境に向き合う商品や、日本の良さを発信する商品を扱っているようです。独立の際、柴咲さんは同社のホームページに、「今後も女優として精進して参りますが、企業活動を通して環境や社会に貢献するための活動にもより一層力を入れて参りたいと存じます」と宣言しました。
まさに芸能人と実業家の二刀流。しかも芸能人としては女優もアーティストもこなしているほか、自身のマネジメントも行うのですから、柴咲さんが「いかにエネルギッシュな人か」がわかるのではないでしょうか。
そういえば大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK)に出演した2017年、柴咲さんはクランクアップのセレモニーで、「体力があり余っていて、あと1年くらいできそう」などと発言して会場の人々を驚かせていました。
ただでさえ大河ドラマの主演は難しいのに、同作の井伊直虎は史料の少ない人物であるなど、文句なしの難役。やはり柴咲さんは難役のような難しい仕事を自らのエネルギーに変えて成功を収め続けてきたのでしょう。
理想の追求で自らをアップデート
これまで柴咲さんはモチベーションのキープについて聞かれると、「芝居も歌も会社の仕事もすべてつながっていて、それぞれにいい影響を与えている」「それぞれの経験が新たな仕事への原動力になる」などと語ってきました。柴咲さんは女優としてドラマや映画を、アーティストとして歌唱や歌詞を、実業家としてブランドや雇用を、と“作る”という共通の軸を意識した活動をしているため、相互に好影響を与え合うことができるのです。
意外かもしれませんが、もともと柴咲さんは芸能界を目指していたわけではなく、14歳のときにスカウトされ、主に経済的な理由からデビューを決意。その後、女優として活動しながらアーティスト活動もはじめ、徐々に作詞やライブに意欲を見せて、次々に実現させていきました。
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