コンビニ加盟店が激白!店舗の「過酷な実態」 セブン、ファミマ、ローソンオーナーの本音とは

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――業界大手が採用する契約では、加盟店で売り上げさえ立てば本部の収入となります。そのため本部が加盟店に対し、商品を多く発注するように強く求めていた、という話も聞きます。

ローソンオーナー:商品発注について本部社員がぐいぐい言ってくるのは、5年くらい前がピークだった。この1年半で大きく変わり、今はだいぶ減っている。しかしこの数年間に入社した本部社員は、売り場作りなどプロセスではなく発注数を見るやり方しかしていないので試行錯誤している印象だ。

また、本部の組織が縦割りで、例えば弁当でも常温とチルドで部署が違うので両方の部署がたくさんの商品を店舗に入れようとするケースもある。

セブン本部が作っていた加盟店のランク表

セブンオーナー:かつては中元や歳暮の商品をどれくらい仕入れたかという加盟店のランク表を本部側が作っていた。それを基に本部社員が、「お宅の店舗は順位が低いので、どんどん商品を発注しましょう」と無理強いをしていたが、本部内でランク表の作成が禁止となり、そういうことができなくなった。良くも悪くもストレスをかけないと加盟店は発注に動かない部分があるが、どうマネジメントするべきかわからない本部社員もいるようだ。

ファミマオーナー:店舗を指導する本部社員も、加盟店オーナーと本部の板挟みとなり大変だ。ノルマがあり、加盟店が発注しないと本部社員が自腹で買わなければいけない。そのため、注文したくなかったおでんを発注したことがある。

おでんはセール中には売れるが、セールが終わると8~9割を捨てている。廃棄ロスの予算のうち、おでんの分を弁当や総菜の発注に回せば売り上げは上がる。ファミマでは2020年からおでん販売が選択制になったので、おでんをやらないほうが、売り上げが伸びると本部も気づくのではないか。

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