まじめな人ほど「疲れが取れない」納得の理由

コミュ障でぼっちだからこそ気づけた休息法

私が陥ってしまった状態の話をすると、ずっとONのモードが続き、少しずつ息切れしてきたというか、仕事はやれるんだけれど元気がなくなっていったという感じでした。平日の業務時間中はいつも眠くて疲れていて集中できず、ダラダラと夜遅くまで仕事をしてしまう。それにもかかわらず無駄やミスが多くなかなか終わらないので、休日も平日の遅れを取り戻すために仕事をしなければならない、という悪循環に陥ったのです。

加えて、「休日に連絡しても対応してくれる人」という印象をもたれてしまい、土日だろうが年末年始だろうが仕事の連絡が来るようになりました。休日なのでそもそも対応する必要はないのですが、駆け出しのころは自信がなく、それくらいサービスしないと自分には価値がないと思い込んでいたのです。

そんな働き方を続けていたところ、何のために仕事してるんだっけ? 何が楽しくて生きてるんだっけ? みたいなことをぐるぐる考えるようになりました。それで眠れなくなった私は、眠るための飲酒が癖になり、浅くて短い睡眠しか取れない日々にさいなまれることに……。夢の中でもプログラミングの仕事をしていて、上司にミスを指摘されて言い訳する自分の声で飛び起きたこともありました。

極めつけは、2時間の映画すらまともに見られなくなったこと。始まって30分も経たないうちに気づけば仕事のことや将来のことをモヤモヤ考えてしまい、話の筋を見失うようになったのです。30分も集中力がもたない、というのは自分でもかなり衝撃で、ずいぶん気落ちしたのを覚えています。

情報を遮断したら元気になった!

そういう状態になって私は、運動してみたり、仕事量を減らしてみたり、自然に触れるようにしてみたり、いろいろやってみました。中でもいちばん効果があったのが、スマホを持たずネットもできないような状態にして、オフラインにするというものでした。

前職でお世話になった人の中に、非常にまじめで、休日だろうが風邪で休んでいようが、自宅にパソコンを持ち帰って仕事するタイプの人がいました。毎年必ず、1人で沖縄の美ら海水族館を訪れてジンベイザメの水槽の前でぼんやり1日過ごしている、という変な人で、チーム内でちょっとしたネタにされていました。

初めて聞いたときは「何それ、楽しいの? 変なの」って思いましたが、今なら理解できます。おそらく、今で言うマインドフルネスに近い効果があったのではないかと思います。なお、マインドフルネスには、うつの改善や集中力アップの効果が認められています。

次ページ情報をチェックしたりしているときに、不安が強まった
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