鈴木茂晴・大和証券グループ本社執行役社長(CEO)--合弁解消のメリットは多い。フリーハンドが増した


--目指される大和証券像は。

基本的にはグローバルで戦う証券会社だが、全世界いっぺんに支配するような証券会社はできっこない。アジアで大きいプレゼンスを持てば、世界に伍していく証券会社として生き残れる。単に規模が大きくなるだけで、質が低下したり、社員のロイヤルティが落ちたり、企業文化が守れなくなるのでは困る。

--今後の経営体制や、後継者の資質についてどう考えていますか。

うちは優秀な人材がいっぱいいるので、後継についてはまったく心配していない。ただ、まだいろいろやることもあるし、ある程度やりやすい形にして、つないでいくのがいちばんだろうから、そういう中で考えていきたい。

上に立つ人は個性を活かして、自分のやり方でやることが大事。まねして踏襲するのなら、交代する必要はない。ただ、独立した中でやっていくわけだから、最低限、強い意志と決断力が必要。結局、最後に決めるのはトップですからね。

すずき・しげはる
1947年京都府生まれ。71年慶応大学経済学部卒業、大和証券入社。本店・支店営業を経て、86年米ウォートン・スクール留学。91年引受第一部長。97年取締役。98年常務、インベストメント・バンキング本部長。99年大和証券グループ本社常務兼執行役員。2001年専務。02年大和証券SMBC専務投資銀行本部長。04年より現職。日本証券業協会副会長。


(聞き手:中村稔 撮影:梅谷秀司 =週刊東洋経済2010年2月20日号)

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